【柔整師/鍼灸師】年収が100万円アップする転職タイミング
この動画の内容はこちらの動画でも解説しています。
柔道整復師や鍼灸師などの治療家の中には、日々の業務をこなしながらも「将来への不安」を感じている人も多いと思います。
「今の職場でこれ以上給料は上がるのか?」
「このままマッサージのような施術を続けていて、本当に技術が向上するのか?」
治療院業界はここ10年で大きく変わっており、漫然と働き続けるだけでは年収を大きく引き上げることがかなり難しい時代になっています。
そんな現状で大切なことは、自分の価値を最大化できる「環境」を獲得するために、自ら行動していくことにあります。
本記事では、1ヶ月・3年・5年という治療家のキャリアの節目に焦点を当てて、それぞれの時期にどのような選択をすべきかを徹底解説します。
1986年生まれ。千葉市出身。3児の父。 2018年(株)じんじあいであ設立。 整骨院業界に採用という角度から貢献するため、教育・運営・店舗展開なども多面的にサポート。 人材供給だけでなくフォローアップ、院運営のコンサルティングも行う
【入社1〜3ヶ月】長期的キャリアを考えた、早めの軌道修正

転職のタイミングとして、意外にも多いのが入社直後の4月〜6月にかけての時期です。
この時期の転職は、一般的には「早期離職」としてネガティブに捉えられがちです。
しかし、この業界では「入社してみたら思っていた仕事と違った」「入社前に聞いていた内容と全然違う」というケースも多く、半年経たずに転職も検討する治療家も珍しくありません。
「すぐに辞めるのは逃げだ」と悲観的になりすぎず、治療家のキャリアを考えるための「就職活動のやり直し」と捉える方法もあります。
「理想と現実のギャップ」は早期に解消すべき
早期離職をする人の多くは「入社前に抱いていた理想と、実際の現場での仕事が大きく違うこと」を理由に職場を離れます。
理想と現実のギャップの事例
- この院長から学びたい!と個人院に入社
実際には院長は現場に出ておらず、教育は別スタッフの担当。
院長からは学べないことが分かった。 - 大手グループに入社
研修で「学校で学んだ知識はすべて捨てろ」という教育があり、グループ院ならではの徹底的な管理体制に違和感を感じる。
治療家としての仕事が具体的にイメージできていない学生時代の就活は「理想と現実のギャップ」に苦しむ子も多く、結果的にそこでなんとなく働いてしまったが故に最終的には業界を離れてしまうケースも少なくありません。
せっかく「人を治療で幸せにする」という素晴らしい職業を選んだのです。
たった1つの職場でギャップに苦しみ続け、半ば諦めの気持ちでダラダラと仕事を続けるくらいなら、早めに軌道修正をして「あなたが活躍できる環境(職場)」をゼロからもう一度探し始めましょう。
治療家としての20代は、治療スキルを吸収するためのとても貴重な時間です。
素晴らしい治療家が集まる、あなたが活躍できる治療院はたくさんあります。
同じ失敗をしない!就活再チャレンジのポイント
この時期に就活のやり直しを行う際は、同じ失敗を繰り返さないためにも以下を意識してください。
- 入社を決める前に院を訪問し、治療を体験する
ネットの情報や他人の言葉を鵜呑みにせず、現場の空気感やスタッフの表情、社長の考え方を直接肌で感じることが大切。「ここで働きたい」「この技術を学びたい」と思えるかどうか自分の目で確かめましょう。 - 中立な専門家に相談する
学校の先生や求人サイトは、個別の院の内部事情まで把握していないことが多いものです。その点、弊社は院の内部事情や業界全体の事情に詳しいことが強みですので、業界のことを中立的な立場で包み隠さずお伝えします。
「今の就活・転職に第3者の意見が欲しい」くらいの気軽な気持ちで相談をしてもらえれば、業界の良いところも悪いところもすべて中立的な立場でお伝えします。
早めの転職を恐れすぎることはありません。
むしろ自分のキャリアに責任を持ち、より良い環境を勝ち取りに行く姿勢こそが、将来のために大切な一歩となります。
【入社3年目】治療家のキャリアアップ戦略!院内でNo.2を目指せ

治療家として働き始めて3年ほど経つと、多くの人が「今のままでいいのか」という思いを感じ始めます。
この時期になると現場の仕事にも慣れて一人で患者さんを回せるようになる一方で、自分のキャリアの天井が見え始める時期でもあります。
実際に、弊社じんじあいであに転職希望者が来るのも3年目前後が多いです。
ここでどのような選択をするかが、治療家のキャリアアップにおいて大きな分かれ道になります。
転職最大のハードルは「給与」と「技術」のバランス
3年目くらいで転職を希望する人の中には「技術向上を目指して自費診療の院に行きたい」という人がいます。
しかし、このように技術を求める転職では「一時的に給与が下がる」という状況がよくあります。
例えば今の職場で月給30万円程度をもらっていて、さらなる技術向上を目指して自費診療メインの院や予約制の院への転職を希望するとします。
すると、ほぼ確実に「初任給が下がる」という現実に突き当たります。
これは、技術を重視する院ほど、その院独自のメソッドや高い基準を求めてくるためです。
どれだけ経験があっても最初から給与が高いケースは少なく、月給が20万円台まで下がることも珍しくありません。
ここで「給与を下げたくない」という目先の条件にこだわってしまうと、結果として「今の職場でだらだらとマッサージ要員として働き続ける」ことになり、5年後、10年後の自分の治療家としての市場価値はさらに低下してしまいます。
勇気ある「給与ダウン」で、将来の年収が爆増する
一方で、一時的に給与が下がっても、しっかりと職場を選ぶことで「高い技術」と「年収アップ」を同時に掴むこともできます。
実際に、弊社が転職をサポートした治療家の中にも、前職より給与を下げて休みも減るという条件を選んだ子がいました。
彼が職場に求めたのは、給与でも休日でもなく、診療時間を削ってでも「全体勉強会」を実施するほどスタッフ全員が熱意をもって治療に取り組んでいる環境でした。
一見すると損な選択に見えますが、彼はそこで「患者さんに誠実に向き合って治療できる高い技術」と「自費診療のノウハウ」を学び始めることができました。
その結果、数年後には月給60万円を超え、前職では到底到達できなかった年収水準まで引き上げることができたのです。このように「今の給料を維持すること」よりも「将来高く売れる自分を作ること」に焦点を当てることも時に必要なのです。
最速で年収を上げる「No.2(右腕)戦略」とは
それでは、具体的に何をすれば年収100万円アップや年収600万円以上に到達できるのでしょうか。
それは「院内でNo.2(院長の右腕)を目指すこと」です。
治療院業界でリスクを最小限に年収を上げる方法は、独立開業ではありません。
すでに院を経営している院長のすぐ隣で「No.2(右腕)」として活躍し、その院を一緒に大きくしていくことです。
No.2とは、単に治療技術が優れているスタッフのことではありません。
以下の3つの要素を兼ね備えた人物を指します。
- チームで売上を作れる
自分の個人売上だけでなく、チーム全体の売上目標にコミットし、達成するための行動ができる。 - スタッフを教育できる
社長や院長に代わって、後輩や新人スタッフの教育を自発的に担い、人を育てることができる。 - 自発的に動ける
会社が求めていることや、会社にとってプラスになることを自ら考えて、言われる前に動くことができる。
No.2を目指すなら「中小個人院」がおすすめな理由
あなたが院内でNo.2を目指すためには、環境選びがとても重要です。
大手グループ院では、既に役職が埋まっていたり昇進の仕組みがガチガチに固まっていたりすることが多いです。一方で、中小規模や個人の治療院は人手も多くないため「社長の右腕」という役職が空いています。
実際に全国各地の治療院の院長と話してきましたが、中小の院長は「自分と同じ熱量で動いてくれるパートナー」を求めています。もしあなたがそのポジションに勇気を出して飛び込んで、社長に「辞められたら困る」と思われるほどの存在になれば、給与や働く条件の交渉もしやすくなります。
独立開業のような多額の借入も不要ですし、給与をもらって技術を磨きながら会社の成長に貢献した分だけしっかりと給与(月給40〜50万円以上)で還元してもらえるのです。
【入社5年目以降】独立開業 or 院で働き続ける?

治療家として5年から7年ほどのキャリアを積むと、独立開業を意識し始める人も増えます。
しかし、ここで安易に「自分の院を持ちたい」と動いてしまうのは非常に危険です。
独立後の最大の壁は「マーケティング」
治療家が独立してまず直面する最大の壁は、技術の良し悪しではなく集客(マーケティング)です。
大手チェーン店が繁盛しているのは、駅前のロータリー沿いなど、抜群の立地を資本力で確保しているからです。
一方で、個人の独立は多くの場合、路地裏などの目立たない場所からのスタートとなります。大手で働いている時に当たり前のように来ていた患者さんは、大手の看板や立地に惹かれて来ていたのであり、あなた自身の技術だけで来ていたわけではありません。
この現実を理解せず、集客のノウハウを持たずに独立することは、ある種の賭けに近い行為といえます。
リスク0で経営を疑似体験し、独立の成功確率アップ
独立開業を目指す治療家におすすめしているキャリアステップがあります。
それは「院でNo.2として月給40〜50万円を稼げるようになり、開業するかどうか本気で悩んでいる状態」まで自分を高めることです。
院のNo.2として活躍している人は、単に施術をするだけでなく、どうすれば患者さんが集まるのか、どうすればスタッフが育つのかといった、経営部分に必ず携わっています。
そのような「経営の疑似体験」を、リスク0で会社員という立場で経験できるのです。
リスクを最小限に独立したいなら、会社員としてこうした経験を豊富に積んでから独立することが理想です。
その上で「安定収入がある現在の待遇を捨ててでも、自分の院を開業したい」と思えるか。
あるいは「この会社をさらに大きくしていく方が楽しい」と思えるのか。
この2択を本気で悩める状況になれたら、独立開業の成功率もかなり高くなっているはずです。
キャリアアップのための会社選びで大切な考え方

年収アップを叶える環境選び(職場選び)で何より大切なのは、社長・会社の方向性と自分の理想・考えが合っているかを見極めることです。
治療院のスタイルは社長の性格によって大きく異なり、教育や評価の基準もバラバラです。
技術を追求したいのか、経営の仕組みを学びたいのか、自分の理想と会社のゴールがズレていると、納得のいくキャリアアップは遠のいてしまいます。
特に確認すべきポイント
- 社長が何を大切に院を経営しているか
- どんな人材を求めているのか
- 求人票に載らない内部事情
弊社では、このような院ごとの特徴をわかりやすくポジション分けしています。
もし自分に合った環境選びで迷っているなら、一度第3者の視点を取り入れてみませんか?
弊社はこれまで2000人以上の若手治療家の就職・転職相談を行っており、無料のキャリア相談も行っています。
まずは自分に合った治療院ポジションを見極められる「職場適性検査」を受けてみてください。
結論:治療家のキャリアは「タイミング」と「環境」で決まる

治療家としての年収を100万円アップさせることは、決して簡単なことではありません。
一方で、今の職場で受動的に「給料が上がるのを待っているだけ」で叶うことは絶対にありません。
この記事の結論
- 入社直後:成長できない環境だと感じたら「就活をやり直す」という勇気も必要。
- 3年目前後:目先の給与にとらわれず、将来の自分を高く売るための技術・環境を勝ち取りに行く。
- 5年目以降:会社を支える右腕として院経営を学び、独立するか残るかを選べる立場になる。
年収アップは、あなたの価値に対する数字でしかありません。
まずは自分自身を高められる環境に身を置き、No.2という役職を用意してくれる環境を探しに行ってください。
その勇気ある一歩が、治療家としてのキャリアを大きく変えてくれるはずです。
