2026.05.31
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【治療業界特化】求人票の見方を徹底解説!絶対外せない3つのチェックポイントとは?

この動画の内容はこちらの動画でも解説しています。

治療院の求人票を見ていると、よく「雑誌の表紙みたいだな」と思うことがあります。

それは、雑誌を手に取ってもらうために魅力的なキャッチコピーや最新トレンドが所狭しと並んでいるから。

表紙で期待させる → 中身が読みたくなる → 雑誌を購入する という流れを作るために、みんな表紙を頑張って作り込むのです。

このような現象は、治療院の求人票でも例がたくさんあります。

「事前に聞いていた条件は良かったのに、実際に入社したら全然違った」

「残業はほとんどないと聞いていたのに、みんな当たり前のように残業している」

求人票の表面的な数字だけを信じて現場も見ずに入社を決めてしまうことは、雑誌の表紙だけを見て立ち読みをせずに雑誌を買うようなもの。

あえて厳しい言い方とすると「なんとなくで就職を決めたツケ」とも言えます。

そこで本記事では、若手治療家が入社後に「思っていたのと違う」と後悔しないために、求人票の見分け方を徹底的に解説します。

この記事の監修者

株式会社じんじあいであ

代表取締役・塩田
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1986年生まれ。千葉市出身。3児の父。 2018年(株)じんじあいであ設立。 整骨院業界に採用という角度から貢献するため、教育・運営・店舗展開なども多面的にサポート。 人材供給だけでなくフォローアップ、院運営のコンサルティングも行う

求人票で必ずチェックすべき!3つのポイント

治療院業界の就職・転職で後悔しないためには、求人票の表面的な言葉に惑わされないことが重要です。

確認すべきポイントは、以下の3点です。

求人票で必ずチェックすべきポイント

  1. 給与・休日・勤務時間の「条件面」
  2. 治療メニューから探る「業務内容」
  3. 店舗数に対する「採用人数」

最も大切なのは、これらのうち「1つだけ」を見て判断しないこと。

これはかなり危険行為です。

例えば、給与の高さだけを見て決めても、実際にはキャリアアップ後の昇給が機能していなかったり、記載のない長い拘束時間が隠されていたりすることがあるからです。

求人票は、雑誌の表紙のようなものです。

まずは手に取ってもらうためにも、多少誇張して見栄え良く作られるものなのです。

3つのポイントをきちんとセットで確認し、その院の情報を多角的に捉えながら自分に本当に合った職場を見つけていきましょう。

【条件面】給与・休日・勤務時間の正しい見方は?

給与:初任給の高さより、昇給の実態を確認

現在の治療院業界では、初任給が28万円から32万円程度と高く設定される傾向にあります。

しかし、重要なのはその後のキャリアアップや昇給が実際に機能しているかどうかです。

実際にこれまで相談を受けた治療家さんの中には、求人時に「院長は年収500万円以上」と説明されていたにも関わらず、実際には一般スタッフの給与と院長の給与がたった3万円しか変わらなかったというケースも…。

昇給の実態を確認しておかないと「入社して10年経ってもほとんど給与が変わらない」ということもあり得るのです。

将来的なモチベーションを維持するためにも、実質的な昇給額や昇給タイミングなどを面接で具体的に確認しておくべきです。

休日:週休2日 vs 完全週休2日、どっちの方が休日が多い?

よく求人票で見かける「週休2日」と「完全週休2日」。

実はこの2つは、年間休日数に8日以上の差が生じます。

週休2日 vs 完全週休2日

  1. 週休2日
    1ヶ月に1回以上、週2日の休みがある
    =年間96日〜
  2. 完全週休2日
    毎週必ず週2日の休みがある
    =年間104日

このように似たような言葉でも、実は定義が違う場合があるので要注意です。

僕は治療院業界で数多くの求人を見てきましたが、この業界では年間休日の平均が「105日」くらいだと思っています。

さらに、僕の感覚で「比較的良好な水準だな」と思うのは「完全週休2日制+年末年始休暇=年間休日108日程度」です。

この休日に関して注意が必要なのは「年間休日最大130日」などと極端に多い数字を謳っているケース。

これには、本来であれば年間休日の表記に含めるべきではない有給休暇が最初から合算されている可能性があります。

勤務時間:勤務時間=診療時間になってない?

求人票の「勤務時間」が、院の「診療時間」とイコールになっているケースがあります。

診療時間が、9時〜12時(午前3時間)+15時〜20時(午後5時間)で合計8時間でも、実際の拘束時間は全く別物であると考えなければなりません。

具体的には、以下のようなスケジュールになることが多いでしょう。

朝の掃除や朝礼、昼休みの雑務、そして夜の終礼などを含めると、1日の拘束時間が13時間を超えてしまう現場も存在します。

そのため、記載されている時間が「診療時間」になっている場合は、必ずスタッフの出勤時間と退勤時間を確認しておきましょう。

※このスケジュールの詳しい事例はこちらの動画内でも解説しています。

また、見込み残業時間が何時間分含まれているのかを把握することも、実態を知る上で不可欠です。

【業務内容】ホームページから、その院のタイプを見極める

求人票だけではなく、院の治療メニューまで確認する

求人票の業務内容の欄には、たいてい「手技・自費治療・患者対応・レセプト」といった、どの院でも当てはまるような言葉が並んでいます。

これだけでは、入社後にどのようなスキルが求められるのか?どのような働き方をするのか?を判断できません。

実際に「どの院の求人を見ても同じようにしか見えない」と困っている方もいるでしょう。

そんな時に見て欲しいのが、院のホームページです。

そこで「実際にその院が患者さんに提供している治療メニュー」を詳しく確認してみましょう。

現状でスタッフがどのくらいいて、どのような治療メニューがあり、自費治療をやっていそうなのか保険診療の色が強いのかなど、院のホームページからさまざまな情報を得ることができます。

マニュアル治療かも?これがあったら仕組みがあるかも

院のホームページまで飛んで情報を探しに行った時に、ホームページに骨盤矯正、猫背矯正、ハイボルテージ、EMS、トムソンベッドといったメニューが揃っている場合、その院は治療が仕組み化・マニュアル化されている可能性が高いといえます。

治療の仕組み化自体は悪いことではありませんが、誰が担当しても一定の結果が出るように設計されているため、個人の自由な技術追求よりも、マニュアルに沿った治療の実施が求められる環境であると推測できます。

この傾向は、特に大手グループ院やスピード感を持って店舗展開を進めている院に多く見られます。

「技術を磨く」か「仕組みで稼ぐ」か

仕組み化が先行している院では、技術の練習以上に、カウンセリングや回数券販売といった「喋る練習」に重きを置く教育方針をとる傾向があります。

これは、新人スタッフを早期に現場デビューさせて売上を立てるための効率的な構造です。

ここで考えるべきなのは、どっちが良い・悪いではなくあなた自身がどうしたいかという視点です。

自分自身が「職人として手技を極めたい」のか、それとも「完成された仕組みの中で効率よく働きたい」のか。

求人票だけで判断するのではなく、ホームページのメニューまでしっかり見ながら自分の理想の環境であるかを考えてみましょう。

【採用人数】店舗数とのバランスで離職率を推測する

採用予定人数と店舗数のバランス

求人票そのものには記載がない場合もありますが、面接や説明会で必ず確認してほしいのが「採用予定人数」と「店舗数」の比率です。

理想的な数字は、1店舗1名程度の採用数です。

例えば、30店舗を展開する整骨院が60人の新卒を採用する場合、1店舗あたり2名以上の配属となり、かなり多くの新卒を採用していることになります。

ここから分かるのは、離職者が多いことを前提に大量採用を行っている可能性があるということ。

新卒は1店舗1人にとどめていても中途採用をたくさん入れている院もあるので、なかなか全体を把握するのは難しいですが、まずは「1店舗1名以上を採用しているか」を基準に見てみましょう。

大量採用の裏側

働くスタッフ側は知らない人も多いと思いますが、実は人を採用するには多くのお金がかかります。

社会保険料などを含めた新卒1人あたりの人件費は毎月40万円を超えます。

例えば、100人もの治療家を大量に採用するということは、毎月4000万円もの経費がかかっていることになるのです。

そのため、会社はコスト回収のために新人スタッフをすぐに現場デビューさせる必要があります。

その上、スタッフには回数券販売などの単価が高い商品を売り、いち早く売上を立ててもらう必要があるのです。

大量採用を行う院にはこのような構造があるため、技術の習得よりも「いかに売るか」という営業的な側面が強い教育環境になりがちです。

技術軸の優良治療院は、教育に時間をかける

一方で、技術を重んじる「技術軸」の優良治療院では、採用人数を適切に絞り、じっくりと研修を行うケースもあります。

こうした院は、新卒をすぐに利益を生む人材としてではなく、時間をかけて育てる対象として捉えています。

自分自身はいち早く現場に出て経験を積みたいのか、それとも時間をかけて確かな技術を身につけたいのか、採用人数の裏側を紐解いていくと、こうした院の運営方法の違いも気付けるようになってきます。

実際に僕は2000人以上の治療家のキャリア相談を受けてきていますが、求人とホームページを見ればだいたいの院の特徴は分かります。

「気になる求人があるけど第3者の意見も聞きたい」という方は、ぜひ無料相談も活用してください。

就職・転職で失敗しないための3つの対策

職場適性検査で「自分に合うポジション」を特定する

まずは何よりも、自分自身の適性を知ることが大切です。

自分にしかできない技術を身につけられる技術系の院に向いているのか、ある程度の治療が仕組み化された大手に向いているのかによって、これから取るべき行動が大きく変わるからです。

これを明確にするために、弊社では治療家業界に特化した「職場適性検査」を作っています。

すべての治療院は大きく分けて4つのポジションに分けることができるのですが、自分がどのポジションと相性が良いのか?を知ることができます。

たった5分&完全無料の検査を受けるだけで、自分の性格や志向に合った職場環境を客観的に知ることができます。

自分の適性を把握してから求人を探すことで、ミスマッチを大幅に減らすことが可能になります。

おすすめは、いきなり面接ではなく「治療体験」

気になる院が見つかっても、いきなり面接に申し込むのは避けるべきです。

まずは見学を申し込み、その際に実際の施術を受ける「治療体験」をさせてもらえると良いでしょう。

先生の技術を直接肌で感じ、「この技術を学びたい」と心から思えるかどうかを確認することが、納得感のある就職への近道となります。

さらに、現場に行くことで将来働くことになる職場の雰囲気やスタッフの動きを自分の目で確かめることができます。

いくら求人票を見ても知ることができない情報が、現場にはたくさん転がっています。

少人数の職場で人間関係も大切になってくるからこそ、院長との相性はもちろん先輩スタッフの雰囲気も見ておくと良いでしょう。

業界のプロに「求人票の裏側」を相談する

一人で求人を選ぶのが難しい場合は、ぜひ僕に無料相談をしてください。

気になる求人があれば、その会社にどのような特徴がありそうなのか、見学時にどのような点に注意して質問すべきかといった具体的なアドバイスをすることもできます。

職場に求めるものが分からないのであれば、いくつかの院の見学をすることもできます。

「第三者の視点でいろんな選択肢を示してくれた」「自分だけでは気づけなかったリスクやメリットを教えてくれた」など、僕との無料相談を通じてキャリアを考え直してきた先輩治療家もたくさんいます!

相談はハードルが高いな…という方は、まずYouTubeで情報収集をすることから始めましょう。

弊社チャンネルでは、代表の塩田が治療院業界の裏側や治療家のキャリアについて話しています。

まとめ

治療院の求人票は、雑誌の表紙のように興味を持ってもらうために見栄え良く作られていることが多いです。

そのため、表面的な数字や耳触りの良い言葉だけを信じて入社を決めてしまうと、入社後に大きなギャップを感じる原因になります。

入社後に後悔しないためにも、以下の3点を必ず確認しておきましょう。

求人票でチェックすべきポイント

  1. 条件面
    初任給だけでなく、キャリアアップ後の昇給や拘束時間の実態を確認する
  2. 業務内容
    ホームページの治療メニューから、技術と仕組みのどちらに寄っているかを見極める
  3. 採用人数
    店舗数とのバランスを見て、離職率を前提とした大量採用になっていないかを確認する
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