【治療院業界】治療家じゃない僕がこの業界にいる理由
この動画の内容はこちらの動画でも解説しています。
「塩田さんは、柔道整復師の資格を持っていないんですか?」
これまで100回以上はこの質問をされてきました。
僕は治療院業界で16年間キャリア支援の活動してきましたが、実は国家資格を持っていない「非治療家」です。
今回は、治療家ではない僕がなぜこの業界にいるのか、なぜ就職や転職を支援しているのかなど、その経緯や思いをご紹介します。
1986年生まれ。千葉市出身。3児の父。 2018年(株)じんじあいであ設立。 整骨院業界に採用という角度から貢献するため、教育・運営・店舗展開なども多面的にサポート。 人材供給だけでなくフォローアップ、院運営のコンサルティングも行う
挫折から始まった、治療院業界と偶然の出会い

大学卒業を控えて就職活動を始めていた頃の僕は「柔道整復師」という言葉すら知りませんでした。
周りと同じようにリクナビやマイナビに登録し、ソニーや任天堂、パナソニックといった誰もが知る大手企業の説明会にも足を運びました。
しかし、中身のない自己PRを競い合うような就職活動にどうしても馴染めず、やりたい仕事もありませんでした。
そんな僕が治療院業界を知ったのは、中学時代の友人からの誘い。
友人の知り合いが手伝っていた会社の人手が足りず、僕に声がかかったのでした。
そこでオーナーから「給料はいくら欲しい?」と聞かれ、何も知らなかった僕は「17万円くらいあれば大丈夫です」と答え、そのまま働くことになりました。
その会社がたまたまやっていたのが柔道整復師の人材紹介だったのです。
仕事の初日に渡されたのは求職者のデータベースで「ここに載っている人へ片っ端から電話をかけてほしい」と言われたのが始まりでした。
給料は安くて生活は厳しかったですが、この業界に入ったことで多くの方々から仕事への向き合い方や考え方を学ぶことができました。
また、心から尊敬できる人に出会うこともできた結果「この業界で頑張りたい」と思えるようになったことが僕にとって大きな転機でした。
就活文化が機能していない!?

この業界に入って最も驚いたことの一つは、一般企業のような「就職活動の文化」が十分に根付いていないことでした。
もちろん学校や就職イベントはあります。しかし、人手不足が続く業界だからこそ、比較的早い段階で内定が決まりやすく、職場を深く知る前に就職先を決めるケースも少なくありません。
その結果、給与や休日、勤務地といった条件だけで職場を選んでしまい「思っていた環境と違った」と早期離職につながる場面を、僕はこれまで何度も見てきました。
本来、就職活動は会社を選ぶだけでなく「自分はどんな治療家になりたいのか」を考える時間でもあります。その軸がないまま働き始めると、小さな不満が生まれるたびに職場を変えたくなり、結果として自分自身の成長の機会を失ってしまうこともあります。
だからこそ僕は、学校やエージェントが教えない「正しい就活のやり方」を伝え続けていきたいと考えています
それは条件だけで選ぶのではなく、自分の将来や価値観と向き合いながら就職先を選ぶことでもあります。
それが長く活躍できる治療家になるための第一歩だと信じているからです。
「転職」ではなく「その人の人生」を考えたい

僕が今やっていることは、ただ転職先を紹介することではありません。
まずはその人がどんな人生を送りたいのか、どんな治療家になりたいのかを一緒に考えることから始めます。
実は、僕自身が一番苦手だった質問があります。
「将来どうなりたいの?」「将来何をしたいの?」という質問です。
就職活動をしていた頃の僕は、この質問が本当に嫌いでした。
やりたいことなんて分からないから答えられないし、そんな自分に焦りもあったのかもしれません。
でも今は、この質問には大きな意味があると思っています。
答えを出すことが目的ではなく、誰かに問われることで自分の頭で考えるようになり、自分でも気づいていなかった価値観や目指したい姿が少しずつ見えてくるからです。
だから僕は、相談に来てくれた人にも必ず「どんな治療家になりたい?」と問いかけます。
ときには耳の痛いことを伝えることもあります。
でも、それは目の前の転職を成功させるためではなく、その人が5年後、10年後もこの仕事を好きでいられるように、一緒に考えたいからです。
それが、僕が「転職相談」ではなく、「キャリア相談」にこだわり続ける理由です。
業界唯一の職場適性検査に込めた想い

僕が提供している「職場適性検査」は、この業界に多い就職・転職のミスマッチを少しでも減らしたいという想いから生まれました。
求人票には給与や勤務地などの条件は書かれています。しかし、その院がどんな考えを持ち、どんな人が活躍しやすい職場なのかまでは、なかなか見えてきません。
だからこそ、職場と人との相性を可視化できる仕組みが必要だと考えました。

この適性検査は無料で5分程度で受けられますが、目的は自分の強みや価値観、どんな環境で力を発揮しやすいのかを知り、就職先を考えるきっかけにしてもらうことです。
就職活動は、条件だけで職場を選ぶものではなく「自分らしく働ける場所」を探す時間だと僕は考えています。
まとめ
僕は治療家ではありませんが「人材紹介」や「採用」という切り口で、この治療院業界全体を良くしていきたいと考えています。
これまで2000人以上の若手治療家のキャリア相談に乗ってきて、業界の多くの課題も見えてきました。
そんな中で僕が目指しているのは、人でも多くの治療家が、自分に合った環境で長く活躍し「この仕事を選んでよかった」と心から思える未来をつくることです。
キャリアに正解はありません。
だからこそ、条件だけではなく「自分はどんな人生を送りたいのか」「どんな治療家になりたいのか」を大切にしてほしいと思っています。
弊社のYoutubeでは、治療院業界の構造や裏側など、就活をする上で大切な業界の知識も解説しています。

もし今あなたが進路や転職に迷っているなら、まずは適性検査を受けて僕に相談しにきてください。
考えを整理したい、業界のことを教えて欲しい、自分の可能性を見つけたいなど、気軽に話しに来てくれたらと思います。
