【ポジションB】THEグループ院とは?メリット・デメリットを徹底解説!
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この記事を読むと分かる事
- ポジションB(THEグループ院)と他の整骨院との違い
- ポジションB(THEグループ院)のメリット・デメリットについて
現在の勤め先に不満を感じている治療家さん、入りたい整骨院が見つからない就活生、整骨院業界はまだまだ発展途上の業界故に様々な悩みを抱えている人も多い事でしょう。
この記事に辿り着いた人の多くはきっとそういった治療家・就活生の方々のはず。
そうは言いつつも整骨院と言えど、多種多様な職場環境があるのも事実。
そして自分の性格・スタイルがその職場にマッチするかどうかで治療家人生が大きく左右されるのもまた事実です。
こんにちは!株式会社じんじあいであ代表の塩田です。
本日は当社が整骨院の特性別に分類したうちの1つ、ポジションB「THEグループ院」について徹底解説していきます。
現在お勤めの整骨院はグループ院なのか、そして自分の治療家人生としてTHEグループ院はマッチするのか、きっと判断材料の1つとして吸収してもらえるはず!
是非最後までお読みください!
ポジションB【THEグループ院】とは?
この「THEグループ院」という言葉は様々な形態の整骨院がある中で業界の売上上位を占めている整骨院グループの総称としています。
具体的には「チェーン展開や売上管理など経営面が優れた整骨院」として定義付けています。
イメージがし易いようにポジションシートをご用意しております。
どんな整骨院があるのか、THEグループ院はどんな治療家の集まりなのか一目でわかります。
まだ見ていない方は是非、先に一度目を通してみてくださいね!
THEグループ院は経営に特化した整骨院で、仮に売上ランキングTOP100を出した際に80~90%の割合で全てこのグループ院がランクインする程売上のある整骨院です。
勿論店舗数が多いので会社としての売上高が高いのも当然ではありますがそれでもすごい事ですよね。
また、こういった症状にはこのような治療を行うといったある種の「マニュアル化」がされているのも1つの特徴。
経歴の短い若手治療家でもある程度の再現性を担保されて治療を施す事が出来るので、若手に対しての教育コストも大きく掛ける事はありません。
飲食チェーン店みたいなイメージだね!料理のマニュアルが完備されていて要領を得てしまえば誰でもある程度のレベルまで料理が出せるもんね!
また、患者の方々向けにキャンペーンを行ったり、より継続的に足を運んでもらえるような回数券の販売など、収益性の高い整骨院の仕組みづくりがされています。
このようにマニュアル化の徹底、リクルート活動での人材確保により、店舗数を増やし収益を上げていく整骨院がこのポジションBの「THEグループ院」となります。
業界におけるポジションB(THEグループ院)の割合
私たちが見る限り、ポジションBのTHEグループ院は多店舗展開している事もあり全体の約30%。
THEグループ院は資金もあり、経営面には優れているので、駅前の一等地にドンとお店を構えているところも少なくなくありません。
人通りの多いところに出店している事が多いのでよく見かけるかもしれませんね。
ポジションBの割合もそこそこあるね!店舗展開している整骨院が3件に1件ぐらいの割合だと考えるとよく見かけそうだね!
ポジションB【THEグループ院】を一言でいうと?
おしゃべりが上手で一緒に飲みに行ったら場を盛り上げてくれそうな人だね!
ポジションB(THEグループ院)のメリット・デメリット
ここでTHEグループ院に就職する上でのメリット・デメリットをまとめてみました。
いまグループ院に勤めている方々にはきっと共感してもらえる内容だと思います。
ポジションB(THEグループ院)のメリット
- 業界売上ランキング上位はほぼこのポジションが占める
- 教育コストが非常に高いので研修は楽しくできる
- 数値管理ができるようになる
- あらゆる数字を学ぶことができる
- 利益がしっかり出ている。(しかし、その利益をどう分配しているかで会社の傾向が良く分かる)
①業界売上ランキング上位はほぼこのポジションが占める
ポジションBのグループ院は前述のように経営に特化した整骨院。多店舗展開がしているからこそ資金は個人院と比較すると潤沢にあります。資金力があると不況にも耐えうる力があり店舗の広告打ち出しにも費用を掛ける事が出来るのも魅力です。
②教育コストが非常に高いので研修は楽しくできる
多店舗展開で業績を上げていき、得た利益でさらなる人材確保を行い店舗を増やすとなると、採用した人材がすぐに一人前に売り上げが立つ治療家になってもらわねば経営が成り立ちません。その為にポジションBのTHEグループ院では教育コストもしっかりと用意する事で良い経営の循環を図っています。
③数値管理ができるようになる
良くも悪くも、勉強会は手技の勉強会ではなく数字管理の勉強会が多いです。この業界で会社の利益に貢献するには給料の3倍、およそ90万円を売り上げて一人前と言われます。その数字を上げるために各治療家にも売上ノルマのようなものがあり、その為の勉強を行うので数字には他のポジションの整骨院と比べてより詳しくなれます。広告なども打ち出すことが多いので費用対効果なども身をもって体感できるかもしれませんね。
資金力があると、簡単に経営が傾きもしませんから比較的安心して勤める事が出来ます!福利厚生も整っているのも安心材料の1つですね。
ポジションB(THEグループ院)のデメリット
- 上手くいっているグループ院のやり方をまるパクリしてオリジナリティのないグループ院がある。(オリジナルの方に就職すべき)
- トレーナー業務が自腹だったり休日参加だったりするので入社後に意欲が無くなってしまう子が多い。
- 質の低いグループ院ほど保険を使ったマッサージ屋さんの傾向。
- 運営スタイルの傾向をしっかり把握する必要があるが、ほとんどの人は見抜けない。会社も隠す傾向にあり。
- 治療家を目指していたはずが、気付いたら素晴らしい営業マンになっていることも。
①上手くいっているグループ院のやり方をまるパクリしてオリジナリティのないグループ院がある。(オリジナルの方に就職すべき)
大量雇用には莫大な教育コストも必要になり一定の再現性ある施術も必要となってきます。
より効率的な教育を追及した結果、各部位ごとに再現性のある施術マニュアルが用意されています。
これは誰でもある程度の効果・再現性のある治療方法で新人でもすぐに会得出来てしまうような施術内容。
効率化の代償ともいえるこの施術マニュアルですが、人のからだはそれぞれ大きさも形状も違えば、痛みの種類などによって症状も変わってくるもの。
症状に応じて的確な手技で対応するような柔軟な施術はこのポジションBでは行わない事がほとんどです。
②トレーナー業務が自腹だったり休日参加だったりするので入社後に意欲が無くなってしまう子が多い。
トレーナー業務をやっていると募集要項に記載はあったものの、いざやってみると業務の一環ではなく、ただのボランティアで、しかも休日出勤。挙句の果てに移動費用は自腹なんてこともあります。
トレーナー業務に憧れてはいたものの理想と現実のギャップが酷すぎてすぐに辞めてしまうなんてこともよくあります。
③質の低いグループ院ほど保険を使ったマッサージ屋さんの傾向。
保険適用されれば確かに患者の負担は減り通って貰いやすくはなりますが、それが常態化し、マッサージ屋のような整骨院になっているTHEグループ院も数多くあります。根本的に整骨院ではマッサージではなく患者の体を治してあげる場所。売上の為のといえばそこまでではありますが治療家として多くの患者や症状に触れる機会を無くしてしまう悪い状況だと我々は考えています。
トレーナー業務が出来ると聞いて入社したはよいものの、実際には整骨院の本業に追われてやりたかったトレーナー業務が出来ない。給料も出ずに実費となるから余計に足が遠くなってしまうというのはよく耳にします。
ポジションB(THEグループ院)に向いている人
ポジションBのこのTHEグループ院において向いている人はやはり、「コミュニケーション能力の高い人」。
これはどの整骨院でも求められる人物ではありまますが、THEグループ院の場合、院内の社員も多いはず。
仮に、多店舗にヘルプで行くともなると、円滑に立ち回りが出来なければパフォーマンス力は落ちます。
また、それよりも更に大事なのは患者さんから好かれる事。
良かったと思わせてあげるトーク力であったり、その後のフォローの会話なども出来れば患者さんは次もリピートしてくれますよね。
そういった人に接して思いやりや気遣いが出来る人がポジションBのTHEグループ院では重宝されるでしょうし、同時に求められる人物と言えます。
君はどんな人?自分を知る事から始めよう
まずは自分がどのような理想を持っていて、その自分になる為にはどんな整骨院に入らなければいけないのか。
この自己分析・業界のリサーチをせずに、勤め先でギャップを感じすぐに辞めてしまう人が大勢いるのがこの業界の特色です。
まずは「なりたい自分探し」から始めてみてください。↓