2024.09.07
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治療院(整骨院)への就活準備!絶対やるべき〇〇の重要性と具体的なやり方

こんにちは!株式会社じんじあいであの塩田です。

治療院(整骨院)業界への就活・転職では、治療家としての自分軸を決めることがとても重要です。

なぜなら、この10年で業界は大きく変化しているから。

私は10年以上この業界の採用を見てきて、グループ院で人事部長をした経験もありますが、常識も業界の傾向もどんどん変わっていることを実感しています。

この記事では、なぜ自分軸が必要なのか?を解説しながら、具体的な考え方までくわしくお伝えします。

治療院業界での就職・転職を考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

就活で自分軸を決める重要性

治療院業界で就職・転職をしたいなら、まずは軸となる「自分の治療家としての理想像」を具体的にすることが大切です。

労働条件も大切ですが、「どんな治療家になりたいか」の軸を決めず、なんとなく流れに乗った就活をしてしまうと、就職先でのミスマッチが発生してしまいます。

就職先でのミスマッチの例

  • 労働条件の良さそうな職場に就職したけど、実際の給料や休日が全然違う上に、治療技術もほとんど学べず半年で退職した
  • 先輩に紹介されて就職したけど、その先輩は自分が入社する頃には辞めていた
    (先輩は辞めた後の代わりの人材を探していただけ)

また、治療家歴10年目のある女性がこう言っていました。

「クラスには40人いましたけど、今も治療家を続けているのは私を含めて2人だけです」

実は、これは決して珍しい事ではなく、仕事を辞めるどころが業界から離れてしまう先輩も多くいるのが現実なのです。

でも、なぜこのようなミスマッチが起きるのでしょうか。

グループ院で人事部長を経験し、今は治療院業界に特化した就職・転職支援サービスをしている私は、2つの原因があると考えています。

治療院業界のミスマッチの原因

  • 治療家自身が、自分の理想と職場のミスマッチに気づけない
  • 治療院業界の就活・転職は、他の業界に比べて10年以上遅れている

半分は業界のせいだと言えますが、半分は治療家自身の責任でもあるのです。

そうならないために、就活の軸として「治療家としての理想像」を考えておく必要があるのです。

具体的に「治療家としての理想像」の考え方に入る前に、他の業界に比べて10年以上も遅れているという、この業界の就活・転職システムを紹介しましょう。

治療院業界の就活システムは、10年以上遅れている

あなたの先輩は、どうやって就職・転職を決めているか知っていますか?

仲の良い先輩がいる方は、ぜひ聞いてみてください。

一般的な業界では、就職に「業界研究」「自己分析」が必須となっています。

就活準備ガイドを公開している大手「リクナビ」では、就活準備として以下の7つが挙げられています。

一般的な就活準備の例

  • インターンシップ等のキャリア形成支援プログラムへの参加
  • 自己分析
  • 業界・企業研究
  • OB・OG訪問
  • エントリーシートや履歴書の準備
  • 筆記試験の準備
  • 面接準備

引用:いつ、何をやる?就活の流れを解説!(リクナビ)

しかし、治療家は専門技術を持っている職人的な業種です。

その上個人経営の治療院も多いことから、このように一般的に「普通」とされている就活のプロセスがほとんど取り入れられていません。

学校に就職支援センターもないし、会社説明会に個人院は並ばず大手のグループ院ばかり、いまだに友達や先輩の紹介で就職が決まったりする業界です。

職場とのミスマッチは、このように業界の就活システムが遅れていることも要因にあります。

なんとなく流れに乗って就職した結果、業界のことも自分の理想も固まらないまま「イメージを違った」といって辞めていく若手治療家も多いのです。

でも、この記事まで辿り着いて、ここまで読んでくれているあなたは、この業界の就活についてしっかり主体的に調べて行動できている。

そんなあなたには、ぜひ「この業界は遅れているから」と諦めず、次に紹介するやり方で自分の就活の軸を固めていきましょう。

就活の自分軸を決める!具体的なやり方を紹介

自分軸を決めなければ、流れるままに職場が決まってミスマッチを感じてしまうかも。

ここまで読んでその危機感は感じてもらえたかと思います。

とはいえ、何をどのように考えれば、自分軸が決まるのでしょうか?

私はいつも就職・転職を考えている若手治療家に「治療家を目指した純粋な志望動機」を明確にするようにすすめています。

例えば、以下のようなものです。

「治療家を目指した純粋な志望動機」の例

  • 過去に怪我を治してもらった経験から治療家を目指した
  • 不定愁訴を鍼灸で治療したら改善した経験から治療家を目指した
  • サラリーマンの時に腰痛がひどく接骨院で治療をしてもらった経験から治療家を目指した
  • スポーツに関わる仕事を探していた

就活をしていると、給与や休日、勤務時間などの「目に見えるもの」に注目しがちです。

でも、私は「目に見えないもの=あなたの内側にある理想や夢」を優先して就職活動していくことが大切だと考えています。

なぜなら、大切なのは今ではなく10年後だからです。

今は何もできなくてもそれで良いです。しかし、10年後にはしっかり治療技術を身につけて、何者かになっていなければ治療家を続けるのが難しくなります。

それどころか「もう治療家はいいや」と自ら業界を去ることになります。

これまで数多くの若手治療家の就職・転職を見てきて、治療家として長く生きていくためには、目に見えないあなたの理想を重視し、質の高い経験を掴むことが大切だと強く感じています。

働くことへの自分の価値観を考えよう

ここまで治療院業界での就活で欠かせない、自分軸についてお伝えしてきました。

まずはあなたの「治療家を目指した純粋な志望動機」を思い出し、理想の治療家像を見つけてください。

もしその動機が曖昧だったり、志望動機はあるけど明確ではない、という方は、ぜひ治療家専用の適性検査を受けてみてください。

私たちは治療家の転職・就職エージェントですが、もっと言うと自分たちのことを治療院業界の就職支援センターだと思ってやっています。

夢を持っている若手治療家には、しっかり技術を学べる治療院に就職してもらい、長く活躍できる治療家になって欲しいと強く願っています。

そんな想いで作った「適性検査」は、いくつかの質問に答えることで、あなたの治療家タイプが分かります。

自分の理想に合う治療院はどこだろう?と職場探しをしている方はもちろん、治療家としての自分の価値観は?という自己分析ツールとしてもぜひ活用してください。

この適性検査は誰でも無料で受けられますので、ぜひ一度試してみてください!

この記事の監修者

株式会社じんじあいであ

代表取締役・塩田
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1986年生まれ。千葉市出身。3児の父。 2018年(株)じんじあいであ設立。 整骨院業界に採用という角度から貢献するため、教育・運営・店舗展開なども他面的にサポート。 人材供給だけでなくフォローアップ、院運営のコンサルティングも行う

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