2026.01.06
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治療家の独立開業でよくある“失敗パターン”3つとその理由

この記事の内容は、動画でも解説しています。

「いつかは独立したい…!!」

治療家として働いていると、一度はそう考えたことがある方も多いのではないでしょうか。

一方で、こんな気持ちがよぎってなかなか一歩を踏み出せない人も少なくありません。

独立開業のよくある不安

  • 独立して失敗したらどうしよう
  • 技術はあるけど、本当にやっていけるのか不安
  • 周りで潰れている院も見てきた

実際に、治療家の独立はやり方を間違えると9割が失敗すると感じています。

しかも失敗する理由は「技術がないから」でないことの方が多いのです。

この記事では、治療家の独立開業で失敗が起こりやすいパターンを、業界の構造も含めて解説します。

この記事の監修者

株式会社じんじあいであ

代表取締役・塩田
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1986年生まれ。千葉市出身。3児の父。 2018年(株)じんじあいであ設立。 整骨院業界に採用という角度から貢献するため、教育・運営・店舗展開なども他面的にサポート。 人材供給だけでなくフォローアップ、院運営のコンサルティングも行う

治療家の独立開業でよくある“失敗パターン”

治療家の独立失敗パターン

まずは現場でよくある失敗パターンからご紹介します。

【パターン1】技術には自信があるのに、なぜか続かない

このようなパターンは本当に多いです。

  1. 勉強会で技術をたくさん学んだ
  2. 患者さんからの評判も悪くなかった
  3. 院長や先輩からも腕は評価されていた

自ら積極的に技術を学び、患者さんにもスタッフにも信頼される技術があったのに、独立後に苦しくなる人がいます。

理由はシンプルで、「技術がある=経営が回る」ではないからです。

「治療が上手いこと」と「患者さんが来続けること」はまったく別の話であることを覚えておきましょう。

【パターン2】思ったより患者さんが来ない現実

独立したら、ほぼ間違いなく最初に集客につまずきます。

  1. 内装も綺麗に整えた
  2. メニューも考えた
  3. 価格もそれなりに設定した

それでも、予約表が埋まらないケースは珍しくないのです。

「開業すればある程度は来てくれるはず」と思っていた人ほど、現実とのギャップに苦しんでいるように感じます。

【パターン3】いきなり自費で独立するケース【要注意】

特に注意しておきたい失敗パターンは「これまで保険治療の院で働いてきたけど、独立するなら自費でやりたい」というケース。

気持ちはとても分かります。自費の方が治療の自由度も高そうですし、単価も高いので将来性があるようにも見えますよね。

ただし、ここで一つ立ち止まって考えてほしいことがあります。

それは「これまで自費でうまくいった経験があるかどうか」です。今まで一度も成功体験がないやり方で独立するのは、正直かなりリスクが高いです。

実際にこうしたパターンで独立すると、以下のような壁にぶつかりがちです。

  1. 自費治療の患者さんの集め方が全く分からない
  2. 適正な単価設定の感覚がない

このように自費治療の形を知らないまま独立すると、何も分からないまま苦しい月日だけが経ってしまうという現実になりかねないのです。

だからこそ、独立開業をして自費治療をやっていきたい人は必ず自費の領域で成功体験を積み重ねておきましょう

独立開業して自費治療をやりたいなら

  1. まずは今の職場で自費を経験してみる
    (もしくは自費治療をしている院に転職する)
  2. どうすれば指名がもらえるか意識してみる
  3. 売上の感覚を数字で理解しておく

なぜ治療家の独立は失敗しやすいのか?【業界構造の話】

治療家の独立は、なぜ失敗しやすいのか?

ここで少し治療院業界の構造や仕組みの話をさせてください。

というのも、治療家の独立がうまくいかないケースを見ていくと、本人の技術や能力の問題だけでは説明できないことが本当に多いのです。

失敗につながるケースは、実は以下のような業界構造を知らないまま独立してしまうことが最大の原因だったりするのです。

  • ・自分が働いてきた環境を客観視できているか
  • ・どこまで“院の外側”を経験してきたのか
  • ・業界全体がどうやって患者さんを集めているのか

患者さんを集めるのも、売上を作るのも、センスや根性だけの話ではありません。

この業界がどんな仕組みで成り立っていて、どこに落とし穴があるのかを理解しているかどうかで、同じ技術力でも結果は大きく変わります。

だからこそ、独立の話をする前に一度「治療院業界そのもの」を俯瞰して見ておくことが大切なのです。

治療院業界は、技術と経営が別物になりやすい

治療院業界は良くも悪くも修行型です。

以下のような環境に慣れていると「患者さんが来る仕組み」を知らないまま独立してしまいます。

スタッフとして働く環境

  1. 現場では患者さんが自動的に来る
  2. 集客や広告は会社や院長がやってくれる
  3. 自分は施術に集中できる

結果として、技術はあるのに集客ができないという状態に陥ってしまうのです。

「独立=自由」というイメージの落とし穴

独立開業には「自由」のイメージが多くあるかと思いますが、同時にすべて自己責任でもあります。

独立開業のリスク

  1. 患者さんが来ない
  2. 売上が立たない
  3. 相談できる相手がいない

自由と言うイメージばかりに目を向けず、こうした現実を直視して独立開業前にどこまで想像して準備や対策ができているかが大切になります。

独立失敗の本当の原因は「集客」でつまずくこと

即率開業の本当の原因

開業すれば患者さんが来る、と思っていませんか?

独立開業をした後に一番困るのは、ほぼ間違いなく「集客」です。

  • ・そもそも院が認知されていない
  • ・院の強みや特徴が伝わっていない
  • ・比較対象(競合)が多すぎる

近年の治療院業界は競合が多く、整骨院や整体院以外にも、マッサージサロンや訪問デイなど、選択肢が溢れています。

だからこそ、治療院の経営にはマーケティングが必須であり「どんな人に来てほしいか」「自分の院は何が強みなのか」「どんな導線で知ってもらうか」を設計していかなければいけないのです。

独立前に知っておきたい「売上150万円」という現実的なライン

独立のライン

よく聞かれるのが「独立後はどれくらい売上があれば安心ですか?」という質問。

ひとつの目安として、ひとり開業であれば『売上150万円』という数字があります。

治療院の売上は「人数 × 単価 × 頻度」で計算できるため、売上=150万円にするためにはどんな経営をすべきなのかをシュミレーションしてみましょう。

整骨院の売上の計算方法

独立開業をする際は、これらを具体的に説明できるくらいになっておきましょう。

シュミレーションで見えてくる院戦略

  1. 何人の患者さんに来てもらう必要があるのか
  2. 1回の施術単価はいくらか
  3. どれくらいの頻度で通ってもらうのか

治療院の売上構造についてはこちらでも詳しく解説しています。

「何年修行すれば独立できる?」という問いの落とし穴

治療家の独立開業・何年修行すべき?

「独立するなら何年修行すべきですか?」これもよくある質問です。

ただ、正直に言うと年数だけでは判断できません。

  • ・3年いても、何も考えずに働いていた人
  • ・2年でも、売上・集客・自費を経験してきた人

どちらが独立後に通用するかは、明らかですよね。

【結論】治療家の独立で失敗しないために大切な判断軸

独立を失敗しないための判断基準

独立開業を目指すのであれば、まずは以下を自己分析して、焦らず、納得して次の道を選んでください。

  • ・今の職場でどんな経験を積めているか
  • ・独立後に必要な力を身につけているか
  • ・自分が勝てる形を理解しているか

その答えが「独立開業」になることもあれば、自分の経験を補うための「修行」や「転職」になることもあるでしょう。

大切なのは、独立開業だけをゴールにせず、長く続ける前提で考えることです。

治療家として自己分析をしたいなら

今すぐ独立の判断する前に、自分の治療家としての強みや弱みを知ることはとても大切です。

「独立すべきか、もう少し修行すべきか」
「今の職場は合っているのか」

一人で考えていると、どうしても堂々巡りになりがちです。

焦って独立を決める前に、まずは自分の傾向を知るところから始めてみませんか?

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