2024.03.28
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柔道・あんま・鍼灸師は女性が活躍しやすい?!(資格別に比較)

平均読了時間:5分

この記事を読むと分かる事

  • 女性の治療家のメリット・デメリット
  • 女性の治療家が抱える悩みの具体例
  • 女性の治療家をおすすめできる理由

こんにちは!株式会社じんじあいであの塩田です。

今回は女性の治療家(柔道整復師・鍼灸師・あんま指圧師)の実状についてご紹介していきます。

きいろ1号

整骨院の先生となると男性のイメージをもつなぁ

青色1号

確かに女性院長の整骨院とかってあまり見ないね!

女性の治療家は近年の美容ブームも相まって需要が高くなってきたように思いますが、実際にはまだまだ男性優位なのがこの業界の特色でもあります。

実際のところ女性の治療家としてはご飯を食べていける程稼げるものなのか、治療家になった後にどんな悩みを抱えるのか、女性としてはどのようなメリット・デメリットがあるのか、今回は様々な視点から深堀してみました!

治療家を目指している方々には今後の将来を考える上で参考になる記事です。

是非最後までお読みください!

女性の治療家とは?

女性の治療家といっても、一般の人からすれば解釈は広くとても曖昧な表現に聞こえるでしょうが、一般的には「柔道整復師・鍼灸師・あんま指圧師」の3資格を指します。

本記事についてもこの3資格を指しており、いずれも医療的に施術を行う事が出来る国家資格です。

それぞれの資格の詳しい記事については以下の記事を参照ください。

きいろ1号

3つの資格をまとめた造語の総称として「三療師」と呼ばれる事もあるみたいだね。

女性の治療家は少ない?治療家の男女比率

治療家の資格保有を男女比率で見た時の割合はおよそ【男6:女4】といったところ。

実際に現場で働く割合は【男7:女3】となり、日本の場合は家庭に入り家事育児に専念する文化が根付いてる為に女性は主婦となり、必然的に男性の割合が高くなっているのが現状です。

最近では国の施策で女性も働きやすい環境とはなってきているものの、やはりどこの業界でもいまだに日本文化の影響は消えていない印象を受けます。

参照元:統計 (e-stat.go.jp)

女性の治療家のメリット

男女比割合の低い女性の治療家ですが、その希少さ故に様々なメリットがあります。

以下にまとめてみました。

女性患者からは安心感を得られる

女性患者の場合、治療院に行きたいけど同性の女性の先生に診てもらいたいと願う人は男性と比べてもかなりの割合でいらっしゃいます。

最近では男女平等の社会がここ日本でも着実に進んでいるイメージはありますが、それでも体格の良い治療家の先生だったら怖いと感じる女性も少なからずいるはず。

施術とは言え異性にカラダを触られるのは抵抗がある!という女性患者の気持ちも尊重したいですよね。女性治療家はそういった視点から見ても一定数のニーズがあります。

また、院に一人女性治療家がいるだけで女性患者とのトラブル軽減になりリスク回避になるので重宝されています。

近年では美容が流行っている

美容ブームもあり様々なところで小顔矯正のマッサージや、美容鍼、産後の骨盤矯正などの看板や広告を見かけますよね。

特に美容にお金をかけるのは圧倒的に女性。やはり顔や産後の骨盤ともなると、同性の女性治療家に施術されると安心ですし相談もし易いですよね。

週3の8時間勤務のフリーランスで50万円以上稼ぐ女性治療家。

女性の場合、妊娠出産ともなると育児休暇などで一時的に仕事を休まなければいけませんよね。

これはどの業界でも同じ事が言えますが、治療家の場合はフリーランスとして稼ぐことが可能なのが非常に魅力的。

フリーランスになる事で会社のような拘束時間に捉われず自費診療で自分のライフスタイルに合った働き方で収入を実現可能。子育てと仕事の両立も夢じゃありません。

他にも機能訓練指導員の資格を得た後には施設長のポストなどに着けば定時退社も可能です。

きいろ1号

美容の分野においては圧倒的に女性のほうが有利だね!

女性の治療家のデメリット

では女性の治療家としてのデメリットは何なのかを考えてみましょう。

体力的に男性に劣る

小柄な女性の場合、拘束時間や施術内容的に体力的に厳しい場合があります。

体格の良い男性患者の施術の場合には力を使う施術が要所要所であります。その場合に力不足を感じる事もある為、肉体的な劣勢はやはりあります。慢性的に施術のし過ぎでの腱鞘炎や長時間立ちっぱなしでの肩こり・足のむくみなどもでてきます。

もちろん体の使い方であったり、慣れによって改善される事がほとんどではありますがやはり男性にアドバンテージがあるかもしれませんね。

男性の採用を企業側も求める傾向にあり

女性の場合、結婚を機に寿退社することは珍しくなく、子供が出来れば育児休暇など何かとシフトに穴が空いてしまうのはつきものですよね。

その為、少数精鋭の治療院の場合はそのシフトの穴を埋めるのにも苦労するのが目に見えている為、安定して働いてもらえる働き手を雇う傾向にあります。

最近では男性が育児休暇取得を促進する動きなども大きな会社としてはあるものの、結局その穴を埋めるのは現場の労働者です。

そのようなリスク・しがらみを回避するためにも男性優位の採用である事は間違いありません。

患者からのセクハラ

圧倒的に多いのがこの男性患者からのセクハラ。

カラダ触れる機会が多い仕事の為、患者さんの中には勘違いされる方も中にはいらっしゃいます。

また1対1での対応も多い事もあり、長年働く女性治療家はほとんどの人が1度は経験しているといっても過言ではありません。

きいろ1号

手に職をつければフリーランスの道もあるからまずは技術の向上が最優先とも言えるね。

女性の治療家は男性と比べて悩みが多い?

治療家の方々は様々な悩みを抱えています。治療家と言っても経営している人、施術に従事する人、入社1年目の人など様々な立場によって悩みは変わって来ますがそれは性別に対しても言える事です。

以下に女性の治療家に共通したよくある悩みをピックアップしてみました。

  • 拘束時間が長い事
  • 家事育児との両立が難しい
  • 男性の採用を企業側も求める傾向にあり

拘束時間が長い事

今勤めている職場が通常の時間帯勤務の場合、通常の会社員と同様に働きほとんどの場合に残業があります。

定時に帰れずに勉強会や事務処理などを閉店後に行う為、帰りも遅くなりがち。

仕事とプライベートどちらも充実させることは難しく昨今で言う「ライフワークバランス」が整っている職場は少ないかもしれませんね。

良くも悪くも男性社会

女性が優遇される場面も勿論治療業界においてはある上ではありますが、家事育児・仕事の両立を女性は求められる事が多いのが今の日本です。

この場合に女性の治療家としては満足に両立する事は難しいと言えます。

男性の採用を求める傾向にあり

治療業界問わず言えることですが、女性は家庭をもつと育児休暇を取る為、シフトやポストの穴を一時的に空けてしまいます。

これは経営からすると悩ましい事でそのポストを埋める為に周りの従業員にも迷惑をかけてしまいます。

これはしょうがない事ではありますがやはりリスク回避するためにも企業は安定して働いてくれる男性の採用を優先してしまう傾向にあります。

きいろ1号

美容系は女性が優遇されているけれど、育児問題を考えるとやっぱり男性優遇の社会構成は治療業界でも変わらないんだね・・・。

資格別に見た女性治療家の悩み

よくある悩みといえば上記リストの内容ではないでしょう。これは治療家限らずどの業界にも共通してきそうな悩みといえば悩みですよね。

もう少し深堀して以下に女性治療家の資格別でよくある悩みをまとめてみました。

女性の柔道整復師の悩み

家事と育児を両立出来ないと考える女性治療家は非常に多いようです。

これは働き方一つで改善される悩みではありますが、キャリアが浅くまだ技術も浅い女性の場合はこの問題はキャリアのある女性治療家と比較しても深刻に悩みがち。

キャリアがある場合は独立という時間に融通の利く道に進めたり、機能訓練指導員などの資格を有していれば定時退社で帰れる仕事に就ける可能性があるので解消できます。

キャリアが無く、貯金も無い若い女性の場合はそのような時間に融通の利く道は難しい為よくある悩みとしてよく耳にします。

女性の鍼灸師の悩み

これは男性にも一部言える事ではありますが、やりたい事・やれる事の制限が多いという事。

鍼灸の場合、東洋医学のアプローチが強く鍼灸の道に進む人達も東洋医学的なアプローチで臨みたい人が多いのが実情。しかしながら、このアプローチだけを求める患者・職場は極めて少ないんです。

実際にこの道だけで進んでも生活費を稼ぐのにすら苦労するでしょう。

女性のあんま指圧師の悩み

職場選びに苦労します。特に女性の場合リラクゼーション分野と領域が非常に被りますので無資格者と混在した職場で働く事も珍しくありません。

患者からすれば無資格者も有資格者も一見判断が付かないですし、そういった職場では少し手当が付くぐらいで無資格と同様の雇用として扱われる事が多いです。

きいろ1号

資格別でみてもそれぞれ独自性のある悩みだよね。いずれも若いうちに仕事一筋で技術を磨けば改善の余地がある悩みではあるんだけれど考えちゃうものはあるね・・・。

自分の理想とする治療家になるには

自分が理想とする治療家になる為には、相応の技術の会得が必須になるのは誰しも理解できると思います。

そしてその技術を会得するには、自分を鍛える環境の良い職場が必要です。

まずは自分を知るところからはじめよう

人によって良い治療院は異なります。

なぜならどのような技術を求めているのか、どんな理想の治療家像を描いているのか、これは人によってそれぞれ異なっている為です。いわゆる相性の良い職場があります。

しかしながら自分にマッチした治療院を探し見つける事・見学をして見極める事はまず不可能と言って良いでしょう。

コンビニの数よりあると言われた整骨院の中からベストマッチを見つける事が難しいのはご理解頂けると思います。

そこで頼って欲しいのが弊社じんじあいであです。

じんじあいであでは、個別のLINE相談でそれぞれにあった治療院を見つけ出すお手伝いをしています。

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そして相談する前に一度受けて欲しい診断検査がこちら↓

これで自分がどんな治療院を探しているのかある程度の方向性を診断する事が出来ます。

いずれも無料なのでお気軽にご利用ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は女性治療家の実状について詳しく解説してみました。

治療家というカテゴリに限らず他の職種・業種にも共通した内容もありますので治療院以外に勤められているみなさんも共感出来た部分も多いのではないでしょうか。

今のキャリアや職場に不満や思う事があってこの記事に辿り着いた人も中にはいらっしゃると思います。

弊社では自分がどんな職場に適しているか無料で診断出来るツールをご用意しておりますのでこの機会に是非お試しください。↓

この記事の監修者

株式会社じんじあいであ

代表取締役・塩田
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1986年生まれ。千葉市出身。3児の父。 2018年(株)じんじあいであ設立。 整骨院業界に採用という角度から貢献するため、教育・運営・店舗展開なども他面的にサポート。 人材供給だけでなくフォローアップ、院運営のコンサルティングも行う

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