2024.07.07
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治療院のポジションってなに?

この記事では、こんな方に向けて治療院のポジションから業界への就職・転職のコツを紹介します。

治療家の悩みあるある

  • 現在の勤め先に不満がある
  • 入りたい整骨院が見つからない

こんにちは!株式会社じんじあいであ代表の塩田です。

私は10年もの間さまざまな整骨院に足を運び、現在ではこの整骨院業界がさらに質を高めながら発展できるよう、若手治療家たちの就職・転職支援を行っています。

この記事では、治療院の「4つのポジション」を詳しく解説しながら、各ポジションのメリット・デメリットなどの就職・転職のヒントとなる情報をお届けします。

治療院には様々なタイプがある

自らの手で治療するこの仕事は、いわば職人業。

この業界では少し前まで師匠に弟子入りして技術を習得することが当たり前の業界でした。

2000年頃から養成学校が増え、現在では治療家の数がかなり増えました。

結果として、地域密着の小さな治療院から全国展開するような大規模なグループ治療院まで、様々なタイプの治療院が生まれているのです。

しかし、実際に就職・転職イベントで出会える治療院には偏りがあり、あまり比較検討することもなく紹介で就職が決まることも多い現状があります。

実際に、このように苦労した若手治療家をたくさん見てきました。

治療家の就職・転職失敗例

  • 記載されていた仕事内容と現実が全然違う
  • 紹介で転職が決まったけど労働環境がひどい
  • いつまで経っても院長が技術を教えてくれない

このような治療業界の就職・転職問題を目の当たりにし、私たち優良治療院50では数ある治療院を分析して「4つのポジション」に分類しました。

治療院への就職・転職を成功させるコツ

優良治療院50では、数ある治療院を「4つのポジション」に分類しました。

若手治療家が就職・転職を成功させるためには、自分に合ったポジションを見つけることが大切です。

治療院の4つのポジション

  1. 優良治療院
  2. THE グループ院
  3. THE 個人院
  4. 若手社長院
治療院の4つのポジション

私たちは、大手か?個人か?という基準だけでは判断しません。

その治療院で働いて、一生使える高い技術が身に付くか?という、治療家に重要な『技術』の軸を大切にしています。

治療院の就職・転職は、正直に言うと「当たり外れ」が多い世界。

まずはこの4つのポジションを知り、治療院にもそれぞれ特徴があることを知りましょう。

↓治療院の見分け方は、こちらの動画でも解説しています↓

【解説】治療院の4つのポジション

ここでは治療院の4つのポジションを紹介します。

メリットとデメリットは表裏一体。それぞれの考え方によって、メリットもデメリットになり得ます。

ポジションA
優良治療院
ポジションB
THE グループ院
ポジションC
THE 個人院
ポジションD
若手社長院
給与
キャリアアップ
治療の自由度
事業展開力
働き方
教育
独自性
帰宅時間の早さ

自分にとって心地よい職場今後の治療家人生をイメージしながら、4つのポジションの解説を見ていきましょう。

ポジションA.優良治療院

ポジションAの例

優良治療院は、給料もしっかり貰えて確かな技術も会得できるおすすめポジションです。

働き手にも優しく、安心して働いてもらえる職場環境づくりにも力をいれている整骨院が多いです。

一方で、採用倍率がかなり高いデメリットもあります。

メリット

会社愛の強い先輩多数
院長のレベルが高い平均継続年数がかなり高い
技術力中心の運営バランス
ノルマなどはない
社長がコテコテの治療家
勉強会は99%治療系
トレーナー業務がきちっと整備されている

デメリット

スタッフ歴3~7年目に離職が目立つ
採用倍率が高い
勉強会で帰宅時間が遅くなりがち
休日出勤がたまにある
治療以外の事に疎いので、人が足りていなかったりWEB関連・集客関連に少し弱い傾向

このポジションA【優良治療院】について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

ポジションB.THE グループ院

ポジションBの例

THE グループ院は、複数店舗で事業展開している治療院です。

しっかり利益を出しているので安心して勤務でき、福利厚生も整っています。

一方で、技術習得より「効率化」や「マニュアル化」が重視されているため、なかなか高い技術が身につかないケースも。

メリット

業界売上ランキング上位を占める
教育コストが非常に高いので研修が楽しい
数値管理ができるようになる
あらゆる数字を学ぶことができる
利益がしっかり出ている

デメリット

オリジナリティのないグループ院も
トレーナー業務が自腹参加や休日参加の場合も
質の低いグループ院ほど保険を使ったマッサージ屋さんの傾向あり
運営スタイルを事前に把握する必要あり
気づいたら治療家ではなく営業マンになっていることも

このポジションB【THE グループ院】について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

ポジションC.THE 個人院

ポジションCの例

THE 個人院は、信頼と実績で長く経営してきた整骨院です。

治療家として技術向上を一番に考えている人にはおすすめのポジションです。

一方で、院によって質に大きな差があり、入ってみないと分からない部分が多いというデメリットも。

メリット

院によって天と地ほど「質」の差がある
個人の意見が反映されやすい
大手整骨院の目の前に出ても怖くないメンタルが手に入る
質の高い個人院で働けば成功は目の前

デメリット

副院長迄しか役職が無い為、給与の上限がある
治療院の質は非常に見抜きにくい
治療の質が見抜けないので3年後の自分が井の中の蛙になっている状況に絶望する事がある
有給は非常に使いにくい
人手不足により求人票には条件を上振れして記載していることが多く、トラブルになりがち。

このポジションC【THE 個人院】について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

ポジションD.若手社長院

ポジションDの例

若手社長院は、大手のグループ院から独立した若手社長の治療院

働き方が現代風なことが多いので、仕事とプライベートを完全に割り切りたい人におすすめのポジションです。

一方で、給与面や技術面の向上が少ない可能性もあります。

メリット

大手グループ院から独立した先生がほとんどの為、当時のマイナス面(勤務時間や給与)はグループ院より良い事がほとんど。
働きやすい環境の可能性が高い
良い子良い子しながら育ててくれる
全体的に条件が良い

デメリット

仕組みがアップデートされない
分院展開を積極的に仕掛けないのであれば給与は決して上がらない
勉強会などが少ない(残業が少ない)
言われた通りにすれば良い環境
成長のチャンスが少なめ

このポジションD【若手社長院】について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

さて、あなたはどのポジションで働きたいと思いましたか?

優良治療院50では、自分に合ったポジションが分かる適性診断を用意しています。

誰でも無料で受けれますので、ぜひ受けてみてください!

適性診断で「自分に合う治療院ポジション」を知ろう!

優良治療院50では、簡単な質問に答えるだけで「自分に合う治療院ポジション」を知れる、適性診断を提供しています。

適性診断の内容例

  • どんな治療家になりたい?
  • 誰に喜んで欲しい?
  • 仕事とプライベートのバランスは?

このように自分の価値観に関する質問に答えることで、自分にあったポジションが分かるのです。

まずこのポジションを定めることで、治療業界での就職・転職のやり方は大きく変わります。

適性診断は、誰でも無料で受けることができます。

まずは気軽に適性診断を受けてみてください!

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