2024.06.13
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【治療家必見】給与の落とし穴※20-80万円は役職の場合に限ります。

平均読了時間:5分

この記事を読むと分かる事

  • 高い給与=自分が目指している治療家像とは限らないという事
  • 自身が目指す治療家になる為の方法

こんにちは!株式会社じんじあいであの塩田です。

今回は治療家の「給与の落とし穴」という少しネガティブな点についてフォーカスを当ててみました。

特に治療家の卵である学生の皆さんには就職活動の際に、額面を気にするかと思います。

実際にはどれぐらいの給料が貰えてどれぐらいの休日を貰えるのか、入社前に少し深堀して考えて頂きたいと思い、本執筆に至りました。

きいろ1号

確かに夢を持って治療家の道を志したけど、どれぐらい給料と休日が貰えるかってプライベートを充実させるうえでもかなり重要だよね。

青色2号

自分が同世代の人たちと比べて給料を貰えているのか、子供が出来てから今以上の給料を貰う為にはどうすれば良いのか、意外とその時になってから考え出すものなんだよね。。

本記事ではより良い就職・転職を後押しする内容でもあります。是非職探しの前にご覧ください!

治療家の平均給与について

治療家「柔道整復師・鍼灸師・あんま指圧師」は平均給与はどれぐらいなのか。就活生であれば誰しも気になるトピックですよね。

結論、平均給与金額は年収で約443万円程度になります。

これは厚生労働省の賃金構造基本統計調査の結果に基づいた結果によるもの。

年齢別にみたグラフは以下をご参照ください。柔道整復師・鍼灸師・あんま指圧師を対象とした結果です。

柔道整復師 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET)) (mhlw.go.jp)

もちろん資格毎に平均給与は変わり、平均初任給から生涯年収まで細かに見ていくと千差万別です。

整骨院や病院・介護関連施設以外のキャリアに進む事でも年収は大きく変わりますのであくまで一例として捉えてくださいね。

きいろ1号

昔は住み込みで働いて給料は雀の涙というのが当たり前の時代もあったみたいだし、その頃と比べれば良くなった方なのかな?

入社後のからくりや誓約書には気を付けよう

平均的な給与を貰っていても、勤務先までの移動費用やその他の諸経費が掛かっていては人並みな生活を送る上では平均給与以下、生活も苦労しますよね。

更に入社後には労働契約書にサインをする企業(治療院)も多くありますが、契約違反の罰金などが絡んできた場合には収入が激減してしまいます。

入社する上で避けては通れない労働契約書ですが、入社後に雇用条件に目を丸くしてしまうような条件の企業(治療院)もあります。

ここでは過去にあった事例を以下にいくつか紹介していきます。

3年以内の退職には罰金が発生する記載があるケースも・・・

よくあるのがこの3年以内の退職で罰金を発生させる項目。

簡単に言えば、技術が養われて利益を上げて貰うタイミングで辞めて欲しくないという経営者目線の考えでしょう。

欧米諸国の後を追うように転職が非常に活発的になった昨今の日本で教育コストで経営がマイナスにならないよう加え入れた項目ではあると思います。それでも入社後の誓約書にサインする上で発覚する事なので腑に落ちない内容ではあります。

内定後に2ヶ月無給の条件が発覚

新入社員として迎えられた社会人1年目の治療家の方で悲惨な話として驚きを隠せなかったのが、内定後2か月無給の条件を出されたという事実。

2ヶ月は技術を学ぶ研修期間という事で給料は全カットする治療院もあります。稀なケースで非常に古風な考えの治療院でありますが実在しています。

社長が社員をサブスクのように捉えてしまう職場。

きいろ1号

社会人1年目となると、こういう企業もあるものなのかな?と異変を感じずつつも素直に受け入れてしまう人もいるかもね・・。

治療家の給料を時給換算してみると

治療家の求人でよくあるのが「実労働時間8時間」という雇用条件。

しかし実際にはお昼の休憩時間を含めて3時間空きがある治療院も数多くあります。

実質的な拘束時間は11時間にもなってしまう治療院もあるのが実情。

バイトをした方が収入が見込めるのではないかと考える治療家の方々もいらっしゃるでしょう。ここでは平均年収をもとに時給換算してみました。

22歳の整骨院勤務では平均時給1580円

整骨院勤務の平均年収は22歳で338万円(ボーナス・諸手当含む)。単純計算すると月収で約28万円程度ですね。

これを1ヶ月あたり22日勤務の場合で、計算すると日給は約12,700円となり、8時間労働で時給1,580円となります。

諸手当やボーナス含めた合算値からの計算なので実際のところはもう少し低いでしょうが、この額だけで見ると地方都市部問わず、最低賃金より高く貰えている印象を受けますね。

実際のところ休憩時間や中時間の診療時間外などの拘束時間も含めると大幅に下がりますのあくまで一例です。

同等金額が貰えるバイトと比べると、社保完備・厚生年金も払っている整骨院勤務であれば待遇はいくらか待遇はよいのかもしれませんね。

一番年収の高い50代前半の平均時給は約2550円

整骨院勤務の平均年収は50代後半で540万円(ボーナス・諸手当含む)。単純計算すると月収で約45万円程度になります。

これを1ヶ月あたり22日勤務の場合で、計算すると日給は約20,450円となり、8時間労働で時給2,550円ほどになります。

一番年収の高い年代でこの時給換算です。

20代と比べると金額は雲泥の差ではあるものの、所帯を持ち子供の学費を払う養育費などを考えれば居住地にもよりますが少し心許ないかもしれませんね。

給与が低い=ブラック治療院ではない

今回は給料にフォーカスを当てましたが実際には、給料の良し悪しと整骨院の良し悪しは必ずしも比例するわけではありません。そして整骨院勤めの給料が一般平均と比べて低い事を悲観する事もありません。

なぜなら給料が低くても卓越した技術を習得して開業し、高収入を実現している治療家の方々が数多くいるのも事実です。経営者として安定した収入を見込める事も充分に実現可能です。


そして何より、手に職を付けた治療家であれば一般的なサラリーマンとは打って変わって食いっぱぐれる心配もありません。

昨今の日本では天災が頻繁に発生し、度々失業者への取材ニュースを目にすることがあります。

極論を言えば技術を持ち合わせた治療家は被災地でも自分の手があればで働くことが可能なんです。

独立開業という道もあるし、腕があればどんな場所でも働ける。給料だけみれば不満に思う方々もいらっしゃるでしょうが、治療家としての道はかなり明るいと思います。


きいろ1号

働く場所も病院から整骨院、スポーツトレーナーなど活躍出来る場は多様にあるし、何より高収入も努力次第で実現可能なのは確かに夢があるよね!技術の会得が何より大事だという事がわかったよ!

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は「給与の落とし穴」について解説してみました。

理想と現実(生活)を天秤にかけてしまうのはしょうがない事だとおもいます。

ここでお伝えしておきたい事は、技術のある治療院に入社して欲しいという事。

技術をとるのか、お金をとるのか、プライベートの充実をとるのか。

今はコンビニの数以上に整骨院はある現状なので実質「選び放題」です。

しかし技術のある治療院に入社したくても判別出来ないし、相談出来る人もいない・・・

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この記事の監修者

株式会社じんじあいであ

代表取締役・塩田
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1986年生まれ。千葉市出身。3児の父。 2018年(株)じんじあいであ設立。 整骨院業界に採用という角度から貢献するため、教育・運営・店舗展開なども他面的にサポート。 人材供給だけでなくフォローアップ、院運営のコンサルティングも行う

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