あんま指圧師の将来性・キャリアについて徹底解剖!

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この記事を読むと分かる事
- あんま指圧師の将来性とおすすめの理由
- あんま指圧師の将来性について
- あんま指圧師の目指せる道
こんにちは!株式会社じんじあいであの塩田です。
今回は治療家のあんま指圧師の将来性・キャリアについてご紹介していきます。
今回はあんま指圧師のおすすめの理由から将来性まで徹底解説!是非ご覧ください!

どんな職業なのか気になるね!

WHOから認定されたなんてすごい・・!
あんま指圧師とは?どんな仕事?

あんま指圧師とは正式名称「あん摩マッサージ指圧師」の略称であり、他にはマッサージ師といった呼ばれ方をしている国家資格の事を指します。
高校卒業後に専門養成施設や文部科学省が認定した4年制大学で資格の取得が可能。
あんま指圧師は一般的に「あん摩・マッサージ・指圧」(揉む・押す・叩く・撫でる)といった手技を用いて患者の苦痛や不調を緩和してあげる施術を行う職業。あんま指圧師は主に東洋医学的観点からアプローチを行います。
分かり易い大きな特徴としてはカイロプラクティックなどのような器具は一切使用せず、体一つで行う施術です。
あんま指圧師の歴史について
あん摩は、もともと中国から来た施術であり、マッサージは、
ヨーロッパより体系化された施術。そして指圧は、古来のあん摩術から発展し、
アメリカの整体術の手技や理論を取り入れて体系化された施術。
1945年にGHQによって医業以外の治療行為を全て禁止するように勧告された後に「あん摩、はり、きゅう、柔道整復等営業法」が成立。
その後の1951年には、国家資格として「あん摩師、はり師、きゆう師及び柔道整復師法」に名称変更された歴史があります。
参考元:000858705.pdf (mhlw.go.jp)
あんま指圧師と柔道整復師の違い
あんま指圧師と柔道整復師はよく混同されてしまう資格ですが、施術の内容に大きな違いがあります。
柔道整復師は怪我人に対しての治療が主な目的で患者の「回復」をゴールとしています。
対して、あんま指圧師は、体の痛みを和らげてあげる「緩和」を目的としています。肩こりや腰痛などの慢性的な痛みに対して「緩和」を与えるのがあんま指圧師のゴールです。
このように「回復」・「緩和」とそれぞれの目的ゴールは違うものの、「痛みやケガに対する治療」という大きなカテゴリーは2つの資格は同種と言えるでしょう。
しかし現場レベルでは、柔道整復師は保険診療を行う事も出来、同じように回復に向けて「緩和」を与える事が出来るという少し柔道整復師にアドバンテージがあるような施術をしている現状です。
あんま指圧師の資格難易度について

あんま指圧師の資格難易度はかなり優しめ。直近10年のデータを見ると約80%以上の合格率となります。
しかしながら、国家試験のテストよりも実は、専門学校に入るのが難しいんです。
昔からあんま指圧師は視覚障碍者の為の仕事として普及しておりました。
その為、健常者が視覚障碍者の仕事を奪う事が無いよう規制されていた為に専門学校入学の門が狭き門となっていました。
現在では徐々に規制緩和がされて多くは健常者ではいるものの、いまだに視覚障碍者が優遇されている実状があります。
あんま指圧師は様々な道がある!おすすめの理由も紹介

あんま指圧師が働ける・活躍出来るフィールドは多彩であり、特に医療の分野では需要は拡大傾向にあり、社会に貢献できる職業として注目を浴びています。
- 病院勤務で医療マッサージの経験が積める
- 訪問医療が出来るようになり引っ張りだこ
- 名チームのフィジカルトレーナーやメディカルトレーナーになれる
病院勤務で医療マッサージの経験が積める
元来、あんま指圧師は東洋医学がベース。反対に医師や理学療法士は西洋医学をベースとしている為、違うアプローチから治療を施す考えの人達と共に連携して働く事で、多角的な視点を持つ事が出来、成長が期待できます。
訪問医療が出来るようになり引っ張りだこ
コロナの流行をきっかけに在宅医療も急速に拡充されました。その中であんま指圧師も在宅医療の一員を担っています。
今、訪問してマッサージできるのはあんま指圧師のみの為、実は貴重な人材なんです。
在宅医療は患者の身内と接する機会が多くなる為、大変な側面も多いですが同時に非常にやりがいのある仕事でもあります。
名チームのフィジカルトレーナーやメディカルトレーナーになれる
俗にいうスポーツトレーナーですが、柔道整復師や理学療法士のイメージが強いですが実はあんま指圧師にもなれる職業です。通常、フィジカルトレーナーとメディカルトレーナーは役割が違い、大きなチームでもない限り複数名雇う事は通常出来ません。
その中で光るのがあんま指圧師です。どちらのトレーナー業務も兼務できるあんま指圧師はスポーツトレーナーへの道が明るい代表格の1つです。
選手と直接契約を交わした専属トレーナーとなれば年収1000万円台も夢ではありません。
あんま指圧師と治療業界の将来性

治療業界の大きな担い手としてあんま指圧師は今後様々なフィールドでの活躍を期待されています。
日本国全体としては、現状として医療費削減に向けた動きを図っている為、治療業界としては縮小傾向ではあります。しかしながら介護関連は拡大傾向。
その中でも注目すべきはあんま指圧師は5年の実務経験を経て介護支援専門員(ケアマネージャー)の受験資格を優遇して得れるアドバンテージがあるという事。
活躍の場も多彩で介護の場でも注目されているのがあんま指圧師です。
治療業界から他業種にジョブチェンジする割合について
あんま指圧師の資格を生かさずに違う業種に転向する人は実はかなり多いのがこの治療業界の特色で、明確なデータはありません。
実際にどれだけ辞めているかわからないんだったら割合もへったくれもないじゃん!と思われた方も多いと思います。
これはこの業界歴10年以上の私(塩田)のあくまで所感になりますが、1年目から職場離脱するのはおおよそ10~20%。
そして3年もすると半分の50%ほどが業界転向無いしは転職している印象があります。
あんま指圧師の需要は高い?現在の求人状況
結論、あんま指圧師の需要は「高い」と言えます。なぜならあんま指圧師は今は「売り手市場」だから。
先述のケアマネージャーからスポーツトレーナー、機能訓練指導員、在宅医療など活躍できる場は多岐に渡ります。
求人もかなりの数があるので路頭に迷うことは無いですね。
あんま指圧師を目指すのは辞めた方が良い?評判をピックアップ
賛否両論ある柔道整復師ですがX(旧ツイッター)上のリアルな声をピックアップしてみました。

給料に見合っていないなどのポストも見られるけど、Jリーグトレーナーになれるというポストもあったり、夢のある職業であることは間違いないね!
10~30年後の鍼灸師は?

ネット上ではネガティブな発言が多いのも事実ですが、結論、今後のあんま指圧師の将来は明るいと行って良いでしょう。
理由として日本は高齢者の比率が依然として高い状態が続きます。
その中で、あんま指圧師の成り手は徐々に減って来ている状況で需要はますます拡大して行きます。
施術者が減る中で国家資格を必要としない整体師の人口も増えては来るでしょう。
しかし、あんま指圧師という資格に患者も一目置くでしょうし、やはり施術の知識を勉強してきたあんま指圧師にアドバンテージがある事は今も未来も変わりません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はあんま指圧師の将来性について解説してみました。
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